コーチング的コミュニケーション4つのスタイル⑤「ヘルパースタイルの特徴」引っ込み思案でもじもじちゃんとのコーチングコミュニケーション方法は?

コミュニケーションタイプ

未来建設・コーチ 村岡 誉久吏(つくり)です。

人との関係は、相手に気を遣ったり、どこか緊張したり、話せるギリギリのラインを考えたりして疲れてしまうと感じることが最も多いのは、人とのコミュニケーションではないでしょうか。

特に、自分気が合う、なんとなく一緒にいて落ち着くというときは、良いけれど、自分とは話すペースも、行動の早さも、まったく違う人とのコミュニケーションの時には、特に疲れてしまうことがあると思います。

誰もが自分と同じタイプなら、どんなに楽か、と考えたこともあるでしょう。

コーチング的コミュニケーションでは、人には「4つのコミュニケーションスタイル」があると、考えています。

なんとなく、気が合う、話が弾む、一緒にいて楽だったり、楽しかったりする人は、あなたと同じコミュニケーションスタイルの持ち主です。

とはいっても、誰もが持っている「4つのコミュニケーションスタイル」。

もともと自分も持っている、スタイルの特徴が、コミュニケーションをとる、相手や、状況によって、現れるのす。

この、4つのスタイルは、人を決めつけたりするものではなく、あくまで特徴で、相手を理解する1つの方法として、活用していくだけで、人とのコミュニケーションが、今よりも数段らくになるでしょう。

コーチング的4つのコミュニケーションスタイルには、リーダースタイルシンクスタイルプロデューサースタイルヘルパースタイルに分けられています。

ここでは、4つの中の1つ「ヘルパースタイル」についてお話していきます。

コーチング的コミュニケーション4つのスタイル「ヘルパースタイルの特徴」ヘルパーという言葉からもわかるように、他人を助けたり、役に立つ、支援をする人

ヘルパースタイルの人は、人の気持ちを大切に考えながら、周りに気を配れる人のため、相手の感情や言動に敏感になってしまい、自分だけで抱え込み、考えすぎることも。

いいのか悪いのか?自分の気持ちはさておいても、相手の気持ちを先に考えてしまうところがあります。

第一印象は、穏やかで優しいというイメージを受けます。

冒険をする、挑戦をするなどのリスクを冒すことは大の苦手。

自分の気持ちよりも、相手の気持ちを優先するので、協調性は高く、相手の期待に応えようと行動することが多く、嫌われたくない、よく思われたいいう思いから「NO」と言えないのは、「ヘルパースタイルの人の特徴」です。

コーチング的コミュニケーション4つのスタイル 「ヘルパースタイル」の人はもじもじしているように見えて、自信のなさが丸出し

ヘルパースタイルの人は、相手の期待に応えようとすることを大切にしているので、失敗することを特に嫌い、自分の考えや行動に全くと言っていいほど自信を持てない傾向がある人です。

そのため、決まっていること、なおかつ変更が起こらないことならば、自分からも行動することができますが、自分で決断することはしません。

話す、行動するスピードがゆっくりなので、一見、シンクタンクスタイルの人と似ていますが、分析や情報収集という特化したところは、特にありません。

自分ではなく、全ての基準が相手なので、自分を前面に出すことはなかなかありません。

なにかを頼むときは、小さな区切りで頼み、終わったら確認をして、また次の小さな区切りを頼むというほうが、ヘルパースタイルの人は、行動しやすい。

自分の考えや行動に自信がないので、相手に自分考えや意見を伝えることに躊躇してしまいます。

そのくせ、後からこう言えばよかった、ああすればよかった、と、一人でモンモンと思ってしまうことが多いので、このスタイルの人と信頼関係を築きたいときは、話をじっくりと聴いてあげるといい。

コーチング的コミュニケーション4つのスタイル 「ヘルパースタイル」 は実は、影のリーダースタイルの一面を持っている

ヘルパースタイルの人の話を聴くときは、否定は絶対にせず、自分からはなかなか言えない考えなどを引き出してあげるように、話を聴くようにするといい。

シンクタンクスタイルの人よりもゆっくり、のんびりの人が多いので、決断に時間もかかりますから、焦らすような言葉をかけるのは禁物。

あくまで、ペースをヘルパースタイルの人に合わせていくことを心がけるといい。

ヘルパースタイルの人は、「NO」ということもできない、かといって自分の考えや意見を言うこともできないので、話の区切りの良いところで、これでいい?などの確認を入れながら、話すと安心して、コミュニケーションを取ってくれるようになります。

また、相手の期待に応えようとする傾向が強いので、ただじっくりと相手のペースに合わせてばかりいると、時折、不安を感じてしまうため、確認をするときと同様に、時々はあなたの考えていることを伝えてあげると安心できます。

ヘルパースタイルの人は、断ることができないので、やっかいな仕事や、頼まれごとを押し付けられやすい。

残業などのスパイラルにはまりやすいため、仕事優先の人に見られがちですが、本来は仕事よりも人間関係を大切にする人なのです。

ヘルパースタイルの人とコミュニケーションをとる時は、あなた自身もゆっくりと、のんびりと話すことを心がけると、このスタイルの人は、安心して、多くのことを話してくれたり、信頼関係を気づきやすくなります。

と、ここまでの特徴をみると、とてもおとなしい人のように思われますが、実は、相手を優先するあまり、相手に”~してあげている”と思うところがあります。

その気持ちが強くなると、相手をコントロールしようとする傾向もあります。

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