コーチング的コミュニケーション4つのスタイル③「プロデューサースタイルの特徴」感情表現が豊かで、話が点々と飛びやすく、機関銃のように話す人とのコーチングコミュニケーション方法は?

コミュニケーションタイプ

未来建設・コーチ 村岡 誉久吏(つくり)です。

人との関係は、相手に気を遣ったり、どこか緊張したり、話せるギリギリのラインを考えたりして疲れてしまうと感じることが最も多いのは、人とのコミュニケーションではないでしょうか。

特に、自分気が合う、なんとなく一緒にいて落ち着くというときは、良いけれど、自分とは話すペースも、行動の早さも、まったく違う人とのコミュニケーションの時には、特に疲れてしまうことがあると思います。

誰もが自分と同じタイプなら、どんなに楽か、と考えたこともあるでしょう。

コーチング的コミュニケーションでは、人には「4つのコミュニケーションスタイル」があると、考えています。

なんとなく、気が合う、話が弾む、一緒にいて楽だったり、楽しかったりする人は、あなたと同じコミュニケーションスタイルの持ち主です。

とはいっても、誰もが持っている「4つのコミュニケーションスタイル」。

もともと自分も持っている、スタイルの特徴が、コミュニケーションをとる、相手や、状況によって、現れるのす。

この、4つのスタイルは、人を決めつけたりするものではなく、あくまで特徴で、相手を理解する1つの方法として、活用していくだけで、人とのコミュニケーションが、今よりも数段らくになるでしょう。

コーチング的4つのコミュニケーションスタイルには、リーダースタイルシンクスタイルプロデューサースタイルヘルパースタイルに分けられています。

ここでは、4つの中の1つ「プロデューサースタイル」についてお話していきます。

コーチング的コミュニケーション4つのスタイル「プロデューサースタイル」の特徴は、想像力が豊かで、オリジナルのアイデアも持ち主で、なんでも仲間と一緒に楽しみたい人

プロデューサースタイルの人は、とにかく、楽しいことが大好きです。

人とコミュニケーションをとっていても、話のほとんどは自分の話が中心。

相手の話を聞いているようで、ほとんど聞いていない傾向があります。

前にも言ったのに、何度も伝えてるよね?と、相手に対して感じたことはないでしょうか?

もしくは、聞いているようで、聞いていないなと、感じさせる人にも出会ったことはあるでしょう。

一緒にいて楽しいけど、真剣な話をしたくても、話を遮られたり、じっくり聞いてくれていないように感じる人というのが、「プロデューサースタイルの特徴」です。

でも、プロデューサースタイルの人からすれば、話も聞いていると思っているのです。

ただ、あまりにも長く人の話を聞いていると、自分の話がしたくてうずうずしてきた挙句、相手の話を遮ってでも、自分の話を、弾丸トークさく裂させる傾向があるのです。

また、思いつきで話すことが多く、話はあちこちと色々な話に飛ぶため、いま何の話をしていたのか?話の方向性は全く見えなくなってしまうこともしばしば。

時には、話している本人すら、あれ?いま何の話をしてたっけ?ということも多くみられます。

リーダースタイルの人のように、緊張感のあるスピードとは違うスピード感があるので、一緒にいて楽しいですが、1~10まで順序だてて話す人は、プロデューサースタイルの人を理解するのは一苦労です。

また、あちこちに話が飛ぶ、いろんな話をするため、話す時間が長くなります。

楽しいことが大好き、自分大好きな人なので、いつもにこやかで楽しそうに見えます。

コーチング的コミュニケーション4つのスタイル「プロデューサースタイル」の人は過去に囚われず、独自のルールをもつ自由人

プロデューサースタイルの人は、過去の習慣やルールを気にすることがありません。

いつでも独自のルールを持っているように見えます。

これでなければ、という枠にはまっていたり、ガチガチのルールにはお手上げ状態になることも多い。

ただ、ひとたびこだわったり、こうなのだという、凝り固まりを持つ人も少なからずいます。

ただ、過去のことなどに囚われないので、周りから見ると、嵐のように現れて、嵐のように過ぎていくような印象もあり、自分勝手な自由人と受け取られることもあります。

プロデューサースタイルの人は、感情表現が豊かで、感動すればボロボロと涙を流す、誰かの悲しい、辛い経験談などにも、つられて泣いてしまうこともあります。

反対に、楽しいことをしていると、体全体で楽しんでいることが、周りから見てもすぐにわかり、喜怒哀楽がわかりやすいところがあります。

とにかく、楽しいことが大好きなので、新しいことや、変化に順応性もあり、やり方やルール、方針が変わった時でも、すぐに順応できる対応力を持っています。

プロデューサースタイルの人は、過去よりも未来に興味があるため、過去を振り返るなどには、あまり興味を示しません。

そのため、コーチングを使って過去の自分を振り返る、自分と向き合うといったワークには、ほかのスタイルの人よりも、辛く険しい道と感じます。

そして、プロデューサースタイルの人は、自由な発想から生まれた、自分のアイデアに自信をもっているので、次から次へとアイデアが湧いて、あれこれと試していくことに躊躇なく、取り組むことができます。

コーチング的コミュニケーション4つのスタイル「 プロデューサースタイル」の人は自由に自分のペースで進むと上機嫌、窮屈さを感じると一気にやる気がダウンする

プロデューサースタイルの人は、理論的なことは苦手、飽きたと感じるので、「プロデューサースタイル」の人に伝えるときは、とやかく言わず、この人のアイデアを却下したり、否定せずに、まずは好きにやってもらうのがいいでしょう。

そうすると、どんどんスピードアップして、なんでもやってくれます。

ですが、否定されたり、ダメと頭ごなしに却下をされると、一気に熱が冷めてしまいます。

対応方法としては、プロデューサースタイルの人には、自由に発言ができる、独自のアイデアを受け入れてくれて、行動できるような環境を作ってあげると、どんどんと進んでいきます。

飽きっぽい人なので、だらだらと長い時間をかけて、話す、何かをするよりも、短時間であっさりと終わらせるようにしていくと、上機嫌でトントンと進んでいくのは、このスタイルの人のいい面でもあります。

ルールなどの自分を縛ることが、好きではないので、順序だてて進んでいくのは苦手意識が前面に出てくることがあります。

そのため、順番通りにやることなどは、このスタイルの人からすると、かなり大きなストレスになってしまうので、要注意ですよ!

コーチング的コミュニケーション4つのスタイル「 プロデューサースタイル」の人が特に重要視することは?注意することは?

プロデューサースタイルの人が、一番重要視するのは、楽しいこと、楽しむことです。

最初は、「プロデューサースタイル」の人に、楽しいと思ってもらえることから、コミュニケーションをスタートさせていくと、相手とのコミュニケーションは、とりやすくなります。

プロデューサースタイルの人とのコミュニケーションで一番注意するところは、真剣な話、大切なことを伝えるときは、面倒だなと思いながらも、仕事や家事など、相手がやっている作業の手を止めて、話に集中できる状態を整えてから、話していきましょう。

何かをやっているときに、話をしても、まったく聞いてくれません。

真剣な話をするときは、前もって相談したいことがあるなどを伝えてから、話を始めることです。

プロデューサースタイルの人は、感覚で覚えていく、行動をしていく傾向があるので、失敗しながら覚えていくことができるという、強さを持っています。

この点は、なかなか行動できない人からみると、羨ましいと感じたり、なんでこんなに何も考えずに初めてしまうんだろう?と思う人もいるでしょう。

ですが、自分の直感を信じているのだ、と思って、コミュニケーションをとっていくと、あまり気にならなくなると思います。

自分のペースで進みたい人は、「プロデューサースタイル」の人のペースに巻き込まれないようにしましょう。

プロデューサースタイルの人は、失敗から学ぶことができるので、失敗を楽しむこともできます。

特に目を光らせていなくても、自分のペースで、なんでもやっていくので、管理したり、コントールしようとせず、見守っていることです。

といっても、危なっかしいと感じることも多くあるので、本人に、進んでやっていける環境を作ってあげることで、「プロデューサースタイル」の良さをキャッチしやすくなると思います。

コーチング的コミュニケーション4つのスタイル「プロデューサースタイルの特徴」まとめ

プロデューサースタイルの人は、テンションも高く、なんでも挑戦してみる、頼もしさをもっています。

ですが、頑張りすぎることも多い為、体の不調や、思考力がダウンをすると、ほかのスタイルの人よりも、ガガガっと落ち込んでしまうことがあります。

そのような時は、話があちこち飛びながらの話でも、じっくりと聞いてあげること、プロデューサースタイルの人の好きなように、行動できる環境を作ること、あなたにだけ、意識を向けているよ、という態度でコミュニケーションをとっていくといいですね。

プロデューサースタイルの人は、自分にスポットライトが当たっていると、人を巻き込んで盛り上げてくれるので、いっぱい誉めてあげると、より一層パワーがアップします。

投げかける誉め言葉は、頑張ってるね、素敵だね、いつもありがとう、○○さんはさすがだねといった言葉をかけることで、プロデューサースタイルの人は、上機嫌になって、いろいろなところでパワーを発揮していきます。

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