コーチングを受けて出来ることに焦点を当てる

コーチングは、起業家や経営者、リーダーなどが受けるものと思っている人も多いため、自分には関係のない、縁の遠いものと思っている人がいるのではありませんか?

しかし、コーチングは「その人」に焦点を当てるため、誰もが受けることができる、アイテムの一つということについて、お伝えていきましょう。

出来ないことばかりに焦点をあてない

日頃、出来ていること、出来てないことに左右されてしまう人も多いですね。

それは、人と比べて自分はできていない、と感じることもあれば、仕事でのミスやコミュニケーションのすれ違い、双方の勘違い、から自分の説明が悪かった、もっとちゃんと・・・など、感じることは色々もあるでしょう。

そのような時は、出来ていないことばかりが頭を駆け巡り、そのことばかりを考えてしまうのではありませんか?

いくら、出来ていないことばかりを考えたところで、状況は一変することはありません。

それでも、自分を責めてしまう、さげすんでしまう、そして、追い打ちをかけるように、その場所で立ち止まる。

いつも同じことの繰り返しだ、なんで毎回こうなんだ、と常に思っている人は、その「出来ないことから焦点を外す」ことが、大切と言えるでしょう。

質問スキルの「HOW TO」は横に置いてみる

コーチングスキルの質問にも、5W1Hが使われます。

ただ、この質問にばかりこだわりすぎることで、出来ないことばかりに焦点を当ててしまう人がいることも事実です。

なぜなら、”どうやったら?”、”どうすれば?”と方法ばかりを考えてしまうこともあるからです。

TODOリストやワクワクリストからもわかるように、日頃、やることに焦点を当ててしまっていることに、気づいているだろうか?

たしかに、コーチングは、目標を達成するための行動を、自主的に考え、見つけ、行動をしていくためのものではある。

が、行動ばかりでは、どこかで、車輪が外れてしまうこともあれば、大きさが異なってしまって、うまく回転をしなくなるものです。

車を想像してみてください。

車のタイヤは、4つのタイヤが同じ大きさだからこそ、安定した走行ができますよね。

わたしたちも同じで、行動ばかりでは、安定が無くなってしまうのです。

そこで、大切なことは、自分がどうありたいのか?という、「BE」がもう一つの大切な車輪であることを、忘れてはいけません。

そのためには、どうやったら、どうすればという、DO(行動)を一度、横に置いておくことも必要な時があります。

あり方(BE)があってこそ行動(DO)が生きる

どんな自分でいたいのか?という部分にも焦点をあっててみると、その自分になるために、どんな行動をすれば良いのか、何をしていけばいいのかということは、おのずと見えてくるわけです。

例えば、ダイエットをしたいと思った時、まずやることはどんなことでしょうか?

ダイエットをしたいと思った時には、必ず理想のスタイルの人を見た、着たいと思った洋服を着れるようになりたい、といった理由やきっかけがあるのではありませんか?

ダイエットをテーマに、コーチングを受けたときの、目標となる部分が、理想のスタイルになりたい、着たいと思った洋服を着れるようになる、という部分が目標となります。

この目標がはっきりしていることで、自分のあり方は、理想のスタイルになった自分がそう過ごしたいのかをいう、今の自分とのギャップを見つけ、行動で、そのギャップを埋めていくことができるようになります。

そのギャップを埋めるための、小さいなステップや、行動の計画を、コーチングを受けることで見つけていくと、途中でうまくいかない時があったとしても、そこから、リスタートして、目標に向けて行動していくことができます。

前に進むためには、あり方(BE)と行動(DO)この二つの車輪が、同じ大きさでいることが、より加速し、前に進むためには必要なことといえます。

できること、うまくいったことに焦点を当てる

出来ないことばかりを、どんなに考えても、出来ない自分からの脱出はできません。むしろ、後ろ向きな考えや行動に支配されてしまい、負のスパイラルに飲み込まれてしまいます。

だからといって、ネガティブな感情を隠すことではありません。

ネガティブな感情は、ネガティブな感情として持ち、そう思う自分もいるということを、受け入れていけばいいのです。

やっているのに、出来てない気がする。

自分だけは、何も出来ていないのでは?

そう思った時は、こんな方法を試してみてほしい。

自分は、本当に出来ていないのだろうか?

という、問いを持ちつつ、自分が出来ていることを思い浮かべてほしい。

その時は、とてつもなく小さなことでもなんでもいい。

人と比べてみてもいい。自分が出来ないと思ったことを、いとも簡単にやっている人がいるなら、その人と自分を比べて、

その人にあって、自分にないこと。

自分にあって、その人にないこと。

人との比較だけではなく、得意なこと、ずっと続けていることなど、なんでもいいのです。

自分ができていること、やっていることを書き出してみればいいのです。

この、自分の出来ていることを見つけるのに、必要なのは、たった一冊のノートと一本のペンだけです。

これだけあれば、あなたは、いますぐに自分の出来ていることを、見つけていくことができますよ。

まとめ

幼少期からのしつけや、教育から、できることを誉められる経験が少ない人も多いでしょう。

誉められる経験よりも、叱られる、注意をされるということの記憶が多いかもしれません。

そのため、十分にいろいろなことができている自分に、焦点を当てることを忘れてしまっていると思うんです。

出来ないことを見ること、出来なことがある自分を知ることも、大切ですが、反対に、できることと出来ていることが、自分にもあるということを知っているだけで、これからの行動は変わってくるでしょう。

そうすれば、出来ない自分を責めるのではなく、出来る自分になるために、必要なことも見つけやすくなってくるのです。

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