【日経ウーマン・2021年3月号】諦めるでラクになるレッスン

みなさん、こんにちは。

未来建設・コーチ/村岡 誉久吏(つくり)です。

日経ウーマン3月号に、これを諦めてみる!アイデア集が刑されています。

いくつか掲載されている中で、コーチングテーマに上がることが多いアイデアをピックアップしてお伝えします。

【日経ウーマン・2021年3月号】いい人でいるを諦める

今の自分、特定の誰かに「都合のいい人」では?と感じている。

日経ウーマンの記事によると、いい人に客観的な基準はなく、特定の誰かから見ていい人という意味で、その人からいい人と思われることは、自分にとって必要?と第三者目線で考えてみるといい。

明らかなメリットがなければ、いい人でいることを諦めて、相手に親切にするだけでなく、自然体で相手に甘えたり、ある程度冷たい態度で応じてみたりすれば楽になる。と書かれています。

いい人でいようと思っているつもりはなくても、無意識にいい人になろうとしてしまう人は多いのです。

なにがいい人になってしまうのか?というと、周りの人からどう思われるか?断ったら嫌われるのではないか?自分の意見を言ったら生意気、何言ってるの?などと思われるんじゃないか?

そんな、自分ではなく、相手を主体に考えてしまうことで、このような「なのではないか?」が、どんどんと湧いてきます。

人は誰でも、人に嫌われたくないと思っています。

ですが、世界中のすべての人に好かれるなんてことは無いことを知るといいのです。

誰にでも好かれないことは、自分自身が一番よくわかっているのです。なぜなら、自分は人に嫌われたくないと思いながらも、必ず一人や二人は、自分が嫌いと思っている人はいるはずだからです。

嫌いまでいかなくても、嫌いではないけど、好きじゃない。とか、気が合わない。とか、話が合わない。とか、好んで一緒にいようと思わない。といった感情を持っている相手がいるとしたら、立場を逆にして考えれば、おのずと、誰からも好かれるわけじゃないことは、自分でわかっているはずなのです。

友人や会社の同僚、上司に都合よく使われているのではないか?と感じるときがあるのも、断れないから、ちょっとムリをしてでもYESと言ってしまう。

そんな経験がありませんか?

いい人でいることを諦める。ということは、誰かを嫌いになる、ならない。好きになろう、好きにならなければいけないということではなく、自分を主体に考えていこうということなのではないでしょうか。

いい人でいたい。いい人でいようとしてしまう。でも、それが辛く、苦しくなることがある。そんな自分から抜け出したい、もっと楽になりたいけど、どうしたらいいのか?その答えを見つけたいとコーチングのテーマにする人は、いままでのクライアントさんの中にも多くいます。

そう思った時は、まず

  • どうして断ることができないのかな?
  • 無理、キツイと思っているのにYESと言ってしまうのはどうしてかな?
  • その時の自分は、どんな気持ちなのかな?
  • その時に、本当はどうしたかったかな?

ということを、少し遡って振り返ってみる。

そして、次に同じことが起こったときには、どうしていこうかな?と、これから先に同じことが起こった時の、自分の行動を決めておく。ということを、コーチングでコーチからの質問で導き出していきます。

【日経ウーマン・2021年3月号】働き者の自分を諦める

頑張ることはいいこと。自分を認めてもらうためには頑張らなければならない。あれもこれも、自分のキャパを超えていることにも気づかず、なんでも引き受けてしまう、頑張り屋さんはどこにでも必ずいます。

でも、それで、自分が疲れすぎてしまって、引き受けたことが進まなくなってしまっては、仕事の効率も、自分の心も、良い循環にはなりません。

時には、NOと言える勇気を持つことも大切ですが、頑張り屋さんは、このNOがなかなか言えないのです。

そして、やらない、できないと周りの人に思われる以上に、出来ない自分がイヤで、自分を責めてしまう人も多いでしょう。

でも、体も一つ、頭も一つ、何かに使える時間も限られています。

まずは、いつも同じ体と心の状態でいることを心掛けたいと、心の奥底で思っているのではありませんか?

といっても、いきなり自分でNOというには、いままで避けてきたこともあって、すぐにはできないんですよね。

そこで、いきなり始めるよりも、コーチングで、今の自分の状態を知っていく、自分のキャパシティーを知っていくことから始めるといいですね。

頑張ってしまう人は、色々なことをこなすために、もっとデキル自分になるために、

NOと言えない人は、時間術や仕事の効率をアップするために、アプリを取り入れたり、本を読んで同じようにやろうとしてしまいます。

でも、いまはこれ以上、頑張ることよりも、コーチというパートナーと一緒に自分を知っていく時間をもって、自分を大切にする、自分を労わることも、自分磨きであり、自分のメンテナンスではないかと思います。

【日経ウーマン・2021年3月号】多くの人と繋がることを諦める

人との繋がりは大切なこと。

でも、SNSなどで多くの人と繋がりすぎることが、ストレスに感じてしまうときもある。

人との繋がりにストレスを感じやすいサインはいくつかあります。コーチングのクライアントさんから出てくるサインの代表的なサインが3つあります。

サイン1・特に何があったわけでもないのに、なんだかイライラすることが増える。

サイン2・心も身体も疲れ切って、何もしたくなくなったり、人と会いたくなくなったりしてしまう。

サイン3・ちょっとした人からの言葉に過敏になり、攻撃をされていると感じる。もしくは、人に対して攻撃的になる。

自分が主体ではなく、相手を主体にしていると、特に相手に対して「してあげてる」「やってあげたのに」と思うことが増えてくることも多くあります。

そんな時に、意識を向けるべきは、自分がやったことに対しての相手の態度や言葉ではなく、自分が相手に対して、どうして何かをやろうと思ったのか?ということです。

  • 自分にとって大切な人だから、自分ができることをやろうと思ったのか?
  • 相手にいい人と思って欲しくてやろうと思ったのか?
  • 誰かに誉めてほしくてやろうと思ったのか?
  • 「ありがとう」と言って欲しくてやろうと思ったのか?

と、理由はいろいろあるでしょう。

でも、ここはとても大事な部分で、自分の行動は決めるのは自分です、誰かのために・・・というのは、深く掘り下げてみていくと、自分の欲求を満たすためだったり、自分のためだったりすることもあります。

そして、相手に何かを求めることは、相手ないし、物事や何かに執着している表れでもあるかもしれません。

だからこそ、自分がいま何を感じ、どうしたいのか?という質問を自分に投げかける。

相手にやることで、自分が手に入れたい、得たいことはどんなことなのか?

ということを、自分で知っておくといい。

自分を知っていることで、自分がいまどの程度ストレスをためているのか?ストレスが溜まって、これ以上はムリと感じていることに敏感になっていけるようになれば、限界突破する手間で、ストレスを減らしてくこともできるでしょう。

いまは、一人でいたいな。

誰かと一緒に過ごすのはしんどいな・・・。

そんなことを感じるときがあったら、多くの人と繋がることから、少し距離をおいて、自分の心と身体を休めるために、早く寝るとか、なにもしない時間を持つとか、ゆったりと過ごせるようなことを探してみるといいですね。

【日経ウーマン・2021年3月号】諦めるでラクになるレッスン・まとめ

いままで、いい人でいようと思っていた人、働き者の自分、多くの人との繋がりを求めていた人に、急に諦めようと言っても、逆に不安に感じる人も少なくありません。

わたしのクライアントさんにも、このような方々はいらっしいます。

そんな時は、いま必要でないことを、少し距離を置けることがあるなら、一度その物事、人から離れて、距離をとってみることや、期間を決めて手放してみることを提案をしてみるんです。

でも、コーチングはコーチの考えや、思いをクライアントさんに押し付けることはしません。

なぜなら、答えはクライアントさん自身が持っていると信じているので、最終的にどうするか、どういう行動をしていくかを決めるのはクライアントさん自身だからです。

コーチは、クライアントさん自身が決めたこと、選んだことで進んでいく道を、協働作業で一緒に進んでいく、伴走していくことがコーチの役目だと、わたしは思っています。

といっても、クライアントさん自身が気づいているのに、誤魔化そうしたり、気づかないふりをしたときには、そのまま伝えることもあります。

それを、アドバイスと受け取るか、自分の心に素直になるかも、クライアントさん自身が選び、決めることだと思っています。

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